十三日間
そして、寝る前に、またラベンダーの小瓶を手に取る。
最初の日以外、結局これは効いてないみたいだ。
それでも、もしかしたら、これを使っているから、あんな物ですんでいるのかもしれないし。
僕はそう思って、昨日よりもさらに多い量を、枕と、パジャマと、布団にたらした。
ちょっと悩んで、自分の首のあたりにも一滴たらす。
香りはいつもより強く漂ってきた。
大丈夫。
今日は大丈夫。
人生で一番幸せなことがあった日だもん。
きっと、今日はみくるちゃんの夢を見るに違いない。
みくるちゃんと、もっとデートしてる夢とか、見ちゃうかもしれない。
…どうか、そうでありますように…!
手を強く握り合わせ、相変わらず何に向かってかは判らないけれど、僕は一生懸命に祈った。
どうか、みくるちゃんの夢を見ますように…。
最初の日以外、結局これは効いてないみたいだ。
それでも、もしかしたら、これを使っているから、あんな物ですんでいるのかもしれないし。
僕はそう思って、昨日よりもさらに多い量を、枕と、パジャマと、布団にたらした。
ちょっと悩んで、自分の首のあたりにも一滴たらす。
香りはいつもより強く漂ってきた。
大丈夫。
今日は大丈夫。
人生で一番幸せなことがあった日だもん。
きっと、今日はみくるちゃんの夢を見るに違いない。
みくるちゃんと、もっとデートしてる夢とか、見ちゃうかもしれない。
…どうか、そうでありますように…!
手を強く握り合わせ、相変わらず何に向かってかは判らないけれど、僕は一生懸命に祈った。
どうか、みくるちゃんの夢を見ますように…。