十三日間
三段.

父さん。
いつだって仕事ばっかりだと思っていたのに、この間の思いがけない言葉。
僕が小さかった時と同様に、今でも僕を大事に思ってくれていたんだ。

…あの時のあの言葉、本当に嬉しかったよ。



――俺に、父親の記憶はない。
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