十三日間
そして、夜が来た。

明日着ていく服、持っていくカバン、今日の下見のメモ。
一式をそろえて置く。
目覚ましを、出かける2時間前にセットして、僕はパジャマに着替えた。

いよいよ、明日だ。

僕は、ドキドキしてきた。

明日への期待と不安。
それと……

……今日の夜の、夢に対しての不安。

大木みくるに貰ったラベンダーの小瓶を握りしめ、今日はいつもより多めに液体をたらす。
枕と、パジャマだけじゃなく、布団にも。

……どうか、夢を見ませんように。
うなされませんように。
…今日のように、イヤな気分になりませんように。

強く、強く願う。

僕はキリスト教徒でもないし、仏教徒だけど何教かまで判らないくらいだし、神道についてだって判らない。
でも、全部の神様や仏様に対して、お祈りをする。

どうか、どうか、夢を見ませんようにっっっっ!

最後の最後までそれだけを考えて、僕は眠りに落ちた。
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