囚われジョーカー【完】




はあ、と深い溜息を吐き出して視線を再び窓の外へ移動させた私。

三浦さんは「はっ!」と鼻で小さく笑い何故か車を道端へ停車させる。どうしたんだと三浦さんへ視線を向けた私の頬は、次の瞬間には紅潮してしまう。



「明日、バイト?」

「いえ。休みですけど…」


そう言い首を傾げた私に三浦さんは手を伸ばす。それは私の髪に絡められどきりと胸が跳ねた。


「俺も、休み。」

「……そう、ですか。」

「だからさあ」



「俺といろよ。」


゙いてよ゙とかじゃなくでいろよ゙と言う辺りが三浦さんらしい。もうそれ、お願いより命令ですからね。





< 23 / 393 >

この作品をシェア

pagetop