囚われジョーカー【完】
はあ、と深い溜息を吐き出して視線を再び窓の外へ移動させた私。
三浦さんは「はっ!」と鼻で小さく笑い何故か車を道端へ停車させる。どうしたんだと三浦さんへ視線を向けた私の頬は、次の瞬間には紅潮してしまう。
「明日、バイト?」
「いえ。休みですけど…」
そう言い首を傾げた私に三浦さんは手を伸ばす。それは私の髪に絡められどきりと胸が跳ねた。
「俺も、休み。」
「……そう、ですか。」
「だからさあ」
「俺といろよ。」
゙いてよ゙とかじゃなくでいろよ゙と言う辺りが三浦さんらしい。もうそれ、お願いより命令ですからね。