囚われジョーカー【完】




「…相変わらず、朝のテンション可笑しいね店長…。」

「お恥ずかしい。」



苦笑いを作る明日香さんに、私は小さく頭を下げた。

アレは、朝が弱いらしくそれの反動だかなんだか知らないけど朝だけテンションが崩壊する。


しかもそれだけならまだしも。アレは、アレは――――――…




「ロリコンならぬ、菫コンプレックスだよね!」

「漫画の題名みたいに言うな…!」


他人事のように言う清水くんを睨む(いや、実際に他人事なんだけど。)


厨房にいるスタッフさんと会話をする叔父さんは午後に見るきりっとした雰囲気とは真逆。へらりと笑う叔父さんは正直きもい。



しかも(特に朝は)、私に対する叔父さんのかまいっぷりは異常だと思う。

一人で食べれる?なんて聞いて来られたときは本気で精神科を勧めようかと思ったほどだ。





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