。*雨色恋愛【短編集】*。(完)
-…無理-
奏と別れて、もう2週間経つ。
お兄ちゃんは、毎日迎えに来てくれて、梨那
もいつも一緒にいてくれる。
でも、時々ひとりになりたくなるから…
あたしは、旧館の図書室に行くの。
でも、図書室に来ると、楽しかった日々を思
い出すから…
そういう時は、思いっきり泣くの。
だって、誰も来ないから…
ここに来るのは、奏とあたしだけ…
時々、奏がここに来るんじゃないかって期待
しちゃうこともあるんだ。
…忘れられない。
あたし、恋しやすいし、失恋しやすいから、
立ち直りも早いのに…
いつもだったら、2週間もあれば、忘れちゃ
うのに。
…なんでだろうね。
いつも、未練なんて残らないのに。
今日もあたしは、図書室にいた。
「…あたしって、こんな子だったかな?」
Buuuuu…Buuuuu…
ケータイが鳴ってる。
誰かな…
お兄ちゃんは、毎日迎えに来てくれて、梨那
もいつも一緒にいてくれる。
でも、時々ひとりになりたくなるから…
あたしは、旧館の図書室に行くの。
でも、図書室に来ると、楽しかった日々を思
い出すから…
そういう時は、思いっきり泣くの。
だって、誰も来ないから…
ここに来るのは、奏とあたしだけ…
時々、奏がここに来るんじゃないかって期待
しちゃうこともあるんだ。
…忘れられない。
あたし、恋しやすいし、失恋しやすいから、
立ち直りも早いのに…
いつもだったら、2週間もあれば、忘れちゃ
うのに。
…なんでだろうね。
いつも、未練なんて残らないのに。
今日もあたしは、図書室にいた。
「…あたしって、こんな子だったかな?」
Buuuuu…Buuuuu…
ケータイが鳴ってる。
誰かな…