。*雨色恋愛【短編集】*。(完)
下を向いて歩いてると、なぜかすげぇ量で、

血が飛び散っている場所があって。

何事か…と、見てみると、そこにはすげぇ量

の血を流した奴らが、倒れていた。

その中心で立っている、一人の女。

…この女が、ここに倒れてる奴ら、全員倒し

たのか?

長身で、足が細くて、小さい顔をした女。

髪は、真っ黒に青いメッシュが入ってた。

…この髪型、見たことある。

そいつは…月を見つめていて。

その見つめている瞳は…銀色だった。

…俺が、大好きな奴だった。

その瞳が…大好きだった。

その瞳で見つめられると…動けなくなる。

その瞳は…とても意思が強かった。

こんな瞳を持つ奴は、一人だけ。
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