。*雨色恋愛【短編集】*。(完)
あたしが選んだのは、ジャージの方。
セーラー服も可愛くて、着てみたかった。
けど、マネージャーの仕事を真剣にやるため
に、ジャージにした。
「林クン、ごめんねっ」
「あ?」
振り返った林クンは、林クンじゃなくて…
「光輝クン!?」
サッカー部のジャージを着た、光輝クンだっ
た。
…これ、ヤバイ。
光輝クン、カッコ良すぎです。
「…ジャージにしたのか?」
「うっ…うんっ。だって、ジャージの方が動
きやすいでしょ?」
「俺はマネージャーじゃないから、知らない
し。てか髪型は?」
「髪型?」
「さっきまで、おろしてただろ?」
あっ、そのことね。
マネージャーっていうから、なんかイメージ
で二つに結んでみたけど…
…気づいてくれたんだ。
「あのね、マネージャーっていうから、イメ
ージで二つにしたの。普通、学校だとおろし
っぱなしは校則違反でしょ?」
「けど、違反してる奴ばっかだろ?」
光輝クンは指さして言った。
う~ん…
確かに。
この学校は、違反してる子多いね。
「あたしは、今日はお邪魔させてもらうし…
礼儀正しくしてないと?」
なぜか疑問系なあたし。
だって、理由になってない気もするし…
「まっ、お前に任せるから。俺は、サッカー
やってくるから、お前、迷惑かけんなよ」
「わっ、わかってるもん」
「ふっ…じゃ、頑張れよ」
頑張れよって…
もう、あたしドキドキが止まらないよ…
ポンポンッてあたしの頭を叩いて、グランド
に向かっていく光輝クン。
…頭、熱い。
熱があるからとか、そういうんじゃなくて、
本当に熱い。
なんでだろ。
わかる。
頭が熱くなってること。
触らなくてもわかる。
顔が真っ赤になってることだって。
なんでわかるの?
きっとそれは…
あたしが光輝クンのことが好きだから。
今日の光輝クン、おかしいよ…
いつも、ずっと意地悪なのに、今日はなんて
いうか…
すっごく優しい。
きっと、ううん、絶対。
光輝クンは優しい人なんだ。
セーラー服も可愛くて、着てみたかった。
けど、マネージャーの仕事を真剣にやるため
に、ジャージにした。
「林クン、ごめんねっ」
「あ?」
振り返った林クンは、林クンじゃなくて…
「光輝クン!?」
サッカー部のジャージを着た、光輝クンだっ
た。
…これ、ヤバイ。
光輝クン、カッコ良すぎです。
「…ジャージにしたのか?」
「うっ…うんっ。だって、ジャージの方が動
きやすいでしょ?」
「俺はマネージャーじゃないから、知らない
し。てか髪型は?」
「髪型?」
「さっきまで、おろしてただろ?」
あっ、そのことね。
マネージャーっていうから、なんかイメージ
で二つに結んでみたけど…
…気づいてくれたんだ。
「あのね、マネージャーっていうから、イメ
ージで二つにしたの。普通、学校だとおろし
っぱなしは校則違反でしょ?」
「けど、違反してる奴ばっかだろ?」
光輝クンは指さして言った。
う~ん…
確かに。
この学校は、違反してる子多いね。
「あたしは、今日はお邪魔させてもらうし…
礼儀正しくしてないと?」
なぜか疑問系なあたし。
だって、理由になってない気もするし…
「まっ、お前に任せるから。俺は、サッカー
やってくるから、お前、迷惑かけんなよ」
「わっ、わかってるもん」
「ふっ…じゃ、頑張れよ」
頑張れよって…
もう、あたしドキドキが止まらないよ…
ポンポンッてあたしの頭を叩いて、グランド
に向かっていく光輝クン。
…頭、熱い。
熱があるからとか、そういうんじゃなくて、
本当に熱い。
なんでだろ。
わかる。
頭が熱くなってること。
触らなくてもわかる。
顔が真っ赤になってることだって。
なんでわかるの?
きっとそれは…
あたしが光輝クンのことが好きだから。
今日の光輝クン、おかしいよ…
いつも、ずっと意地悪なのに、今日はなんて
いうか…
すっごく優しい。
きっと、ううん、絶対。
光輝クンは優しい人なんだ。