接吻ーkissー
魅せられたーtone colorー
『bar Shadow』

暗くなってきたと言うこともあり、ネオンが光り輝いていた。

ドアを開けると、
「いらっしゃい」

私を迎えてくれたのは、若い男の人だった。

「あの、菊地竜之さんの…」

えーっと、何て言えばいいのかな?

知り合い…は、昨日会ったばかりでまだ早いよね?

関係者…と言うのは、どう考えても変だ。

とりあえず、何て説明をすればいいんだろう?

そう思っていたら、
「おっ、きたか」

聞きなれたその声にホッと胸をなで下ろした。

よかった、天の助けだ。

菊地さんが私の前にきた。
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