小学生と暴走族【夜桜】
ヤミノナカ
一人、暗闇の中を歩いていた
道なんて見えない、真っ暗なところ
どこに向かってるのかも知らない
けど、勝手に足が動く
私は、死んだんだろうか……?
急に、目の前がぱっと明るくなった
「やほぉ。君が次の人?」
目の前には、白い服を着た高校生くらいの女の子
「私、死んだの?」
「ありゃりゃ、こりゃまた珍しい人がきたねえ」
その人の話によると、たいていの人は現実を……ってなんか変だけど
受け入れられずにそのまま発狂しちゃうらしい
「んで、私死んだの?」
女の子は冷たく言い放った