小学生と暴走族【夜桜】
ヤミノナカ






一人、暗闇の中を歩いていた



道なんて見えない、真っ暗なところ



どこに向かってるのかも知らない



けど、勝手に足が動く



私は、死んだんだろうか……?



急に、目の前がぱっと明るくなった



「やほぉ。君が次の人?」



目の前には、白い服を着た高校生くらいの女の子



「私、死んだの?」



「ありゃりゃ、こりゃまた珍しい人がきたねえ」



その人の話によると、たいていの人は現実を……ってなんか変だけど



受け入れられずにそのまま発狂しちゃうらしい



「んで、私死んだの?」



女の子は冷たく言い放った









< 181 / 207 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop