小学生と暴走族【夜桜】
「お、圭一」
「お前……相変わらずだな」
「可愛いものを自分のものにすることの何が悪い」
藍さんが私を強く抱きしめた
どうでもいいから、とりあえずおろしてくれないかなぁ……
「悪いが……」
今度は圭一に抱き上げられてしまった
「こいつは俺の」
……はぃぃ?
「なにその少女漫画みたいな言い方
彼女に言ってやりな。ぜってぇ喜ぶぞ」
藍さんは圭一を激しく睨みつける
「残念ながら俺に彼女はいない」
「……ッハ。夜桜一筋ってか」