COLOR



やがて、入学式も終わり



下校時刻になった






「鈴ーーー!」



私の名前を呼んで飛びついてくる奴なんて


1人しかいない。しかも、半泣き




「ごめん、ごめん


皆に心配かけて」




4人に謝罪・・・と




「音晴・・・いつか話すからね!」


そう言い捨て



私は皆より、先に帰っていく




「あ! ちょっと待って!


私を置いてかないでよ、鈴!」



「俺も! 皆で帰ろうぜ!」



「何だよそれ、音晴...」




「あぁ? 実はお前も嬉しいくせに」



「嬉しくて何が悪いんだ!!」





私は思わず、口元が緩んだ


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