COLOR
家に帰ると
父は再婚相手を連れてきていた
「あぁ、鈴夏おかえり」
「初めまして
柊 美緒 です」
軽くお辞儀をする
ん?ちょっと待って
柊って言った?
「柊って言った?」
つい言葉にしてしまった
「あぁ、今日籍をいれてきた」
・・・自分勝手な奴め
「よろしくね、鈴夏ちゃん」
私に笑顔を見せる
その笑顔は私の悲しみなんてわからないだろう
気づいたら
もう、染まっていた
私の心は
白と混ぜてもグレーにならない黒に