俺はホモじゃねぇ
出張だって言うのに
「帰って来て!!」

と、何事だってくらいの勢いで電話をかける母に、ドン引きしつつもリビングから離れられずにいた。



ハルちゃん
「ただいま!!モッちゃん帰って来てるの??」



俺の靴を見たんだろう。
パタパタと、足音を鳴らしてリビングに入ってきた。



「おかえり。」



久しぶりに見るハルちゃんは…
垢抜けていた。

ギャルっぽく…中学生なのに。

門限も、考えられないくらい遅いし…
友達選べよ、女なんだから!!


俺が親代わりに説教してやりたいところだが、俺自身もそれどころではない。




「ハルちゃんおかえり。」


ハルちゃん
「モッちゃん、学校どう?!かっこいい子いる?!」



男か!!
男を紹介しろって?!


このバカが!!
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