俺はホモじゃねぇ
進む俺の後ろから
ユッキー
「ごめん、俺じゃない。モッちゃんだよ。」
男子
「え?!」
そう言って見えた姿に額然とした。
チビやこたちゃんが心配して来てくれてると思った俺を…奈落の底に突き落とした。
上半身裸で、胸あたりに数カ所赤い痕が残る…風間だ。
さすがの俺も…言葉をなくす。
鞄を持って部屋を出ようとすると、ドアの前で立っているユッキーに腕をつかまれた。
「離せ。」
「悪かったよ、モッちゃん。」
何が?!
風間といた事か?!
部屋に男を連れ込んだ事か?!
俺が風間にあんな事言われて出て行ったのに、その風間とヤったって事か?!
「もう、友達だと思うな。」
俺はそう言って部屋を後にした。
信じらんねぇ。
よく風間とできるよ。
俺を…特別室に移させなかった元凶だろ?!
しかも、食堂で…あんな事言って来て。