俺はホモじゃねぇ

何なんだよ!!

俺を…ずっと見てたんだろ?!
好きなんじゃねーのかよ!!



俺を、補佐役にしたかったんじゃねーのかよ!!



「マジムカつく!!」



鞄を思いっきり机に叩きつけると、クラス中が静まった。



「モッちゃんお帰り!!」
「もう、心配かけんなよ?!」



なんて、通り過ぎる人にそう声をかけられたけど、それどころじゃなかった。



チャラ先輩にファーストキス奪われるわ、
ユッキーに友情壊されるわ、
風間に…いろんな意味で屈辱を味合わされるわ…


チビもこたちゃんも俺の心配なんて…



俺が悪かったのかなぁ。

わがままだった?!
大事にしてなかった?!

楽しかったのは…俺だけ?!



大杉
「モッちゃん…大丈夫?!」



「何が。」



大杉
「…朝、先輩にキスされたって、噂になってる。」



本当の事だし。
もうどうだっていい。
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