俺はホモじゃねぇ

腹を抱えて笑う俺らとは別に、笑ながらも心配そうに大杉はチビに近づいていった。



大杉
「大丈夫か？！病み上がりなんだから、暴れるなよ。」



チビ
「いってぇ。」



振り返るチビのおでこは赤く擦り傷になっていた。
ほんのり赤く…アザになるだろうと思った。



「わりい。」



頬をひくひくさせながらそう言うと、チビはその態勢から俺の足にタックルして来た。



「うぉう！！」



態勢を崩すのは目に見えていて、俺が倒れるのを風間が支えようとして、結局2人して倒れた。



「ごめん、風間。大丈夫か。」



そう言って俺が振り返ると、風間は笑っていた。
もちろんユッキーは腹お抱えて笑っていて、1人だけ離れたところで身の安全を確保していた。

超ちゃっかり屋。



ユッキー
「愛だな愛！！」



意味わかんねぇし。
愛ならユッキーが風間を助けろよ！！
結局、俺の下敷きになり一番被害を受けたのは風間。

腕をつかんで起こすと、



風間
「ありがと。…本当…モッちゃんの周りは楽しいな？」