俺はホモじゃねぇ

グッと首に入ってくる腕に殺意を感じる。
マジで殺される!!



「チャラ先輩…やり過ぎ!!」



チャラ先輩の腕を叩いて止めると少し腕が緩む。




チャラ先輩
「じゃぁ、遊んでくれる?!」



ぐるりと身体を180度回転させられ、両腕が肩に置かれ…
おでこ…当たってますけど?



「テンちゃん先輩はどうしたんですか?」



チャラ先輩
「部屋で待ってる。」



じゃ戻れよ!!
そう思った瞬間、後ろにグイッと引っ張られチャラ先輩から離れ。



風間
「塩浜先輩、くっつきすぎだと思います。」



「あぁ、いいの。この人そういう人だから。」



ユッキー
「モッちゃんが…変わった…。」



「だって本当の事じゃん。ユッキーだって思ってるでしょ?!チャラ先輩ってテンちゃん先輩が居るのに、俺からかって楽しんでるんですよね?!」



そう言って笑ってやった。

この人に全てを本気返ししてたら、俺の頭の血管全部ブチ切れちゃうもん!!

やっぱり余裕がないと、こういう人を相手にするのは大変だ!!
何となく、テンちゃん先輩の事が理解できる。
< 197 / 235 >

この作品をシェア

pagetop