俺はホモじゃねぇ

俺はそう発すると、風間はぽかんと口を開けて情けない顔になっていた。

イライラして部屋を飛び出すと、



チャラ先輩
「い"ってぇ。」



思いっきり開けたドアにぶつかって倒れこんでいるチャラ先輩が見えた。




「あぁすみません。…いつまでいるんですか?邪魔ですよ。」




そうチャラ先輩を見下ろして言い、自分の部屋に戻ろうとした。

本当に邪魔な人だ。



チャラ先輩
「モッちゃん、受けから攻めにキャラ変?!」



俺の後ろから聞こえたその言葉に、振り返って睨むが、
下手に絡むと面倒だから耐える!!



ここは耐えてこそ男だ!!



握り締める拳に力が入るが
ムカムカしつつ部屋に戻った。



俺は、布団の上に胡座をかいて座る。


部屋にはTVもラジオもない。
漫画や雑誌を読む気にもなれなくて、


ただ静かに座っている。
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