俺はホモじゃねぇ

318号室

食堂を追い出されて数時間が経つ。


ユッキー
「なぁ~、お腹すかねぇ?」


確かに…
つーか俺達、まじで大丈夫なのか?
隣の部屋からも音がしないから、まだミーティング中なのかもしれない。

もし本当にそうだとしたら、その長い説明を聞いていない俺らって…


「やっぱやばくね??」


こたチャン
「夕飯の時間も消灯も、朝食時間も知らないですからね…。」


そうだよ!
なんせ、何も聞いてなかったし
追い出されたんだから。


「誰か先輩のとこ行って聞いて来て!!」


こたチャン
「…みんなで謝りに行けばいいんじゃない?」


「そうだよ、こたチャン!!」


何で思いつかなかったんだろ。


ユッキー
「…誰が先頭で行くんだよ。」


チビ
「みんなで行こうよ!!」


ユッキー
「馬鹿だなぁ。
最初が肝心なんだよ!!
『許して下さい。』ウルウル攻撃が効くんだよ。」


こいつ…やっぱり馬鹿だな。


「それは、女がやるから通用するんだろ?!」


ユッキー
「…じゃ丁度いいじゃん!!
モッちゃんで。ねぇ?!」
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