ことり
ある日、母が小鳥を買ってきたの。


絹のように輝いている羽を持っている、小鳥を。




だけど、小鳥は、


死んでしまった。



わたしが、握りつぶしていたの。




どうしてかしら。


わたしのかおが、



みにくくなっていきましたの。



どすぐろい、て。




せっかくのきものがだいなし。



だけど、いくら洗っても


ちが、おちませんの。


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