君に恋する本の虫


「ごめん・・なさい。大丈夫。」


「俺は「あんた」??」



「・・・・・ごめんなさい。」



ミカエル(目の前の彼の事だが)は、少しも口元をゆるめる事もなく、ただ私の事をじっと見ている。


て・・ていうか・・
なんでミカエルがここにいるの!?

目の前に座ってるわけ!?

そんなにジッと見つめないでよ〜!!


「その本・・・」

「へっ?」

「そういうのが好きなの?」


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