花×花

***


「あ、蓮。…お帰り」

昼休みもあと6分

「…」


あ、やば……

あーちゃんの顔が一瞬で陰る。

私の隣までくると自分より背の低い私の頭をぽんぽんと撫でた。


「話しいつでも聞くよ」


このねーさんに
また要らぬ心配をかけてしまった…

しかし、こうも簡単に見抜かれてしまうもんか…本当に侮れないなぁ



でも、すごく安心………



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