花×花
「夏女桜のことどれくらい好き?」
「え、どれくらいって‥これくらい?」
私は親指と人差し指で‘好きメーター’を作る。
「へーそんぐらいかぁ‥そんぐらいだったら嫌いって言っても別にどうこう言うあれじゃないわよ。」
「えっと、じゃぁ!こんくらい」
私は両腕を直角に曲げて‘好きメーター’を作る。
「あぁ……でもそんぐらいだったら謝ったらすむわよ。一件落着〜」
「ん〜〜じゃぁ!!あーちゃんとおんなじくらい好き!」
「何言ってんのよ。私くらい好きならそんなこと言われても何かの間違いだって分かるわよ。信じてるもの。はい、一件落着〜」
「じゃあじゃぁ!!誰よりも大好き!本当に好き……………ってアレ‥?」
「あぁ〜、そんだけ好きならわかんないわね〜。スッゴい好きだもんね〜」
そう言いながら私の首に腕を絡ませる策士:葵
「あーちゃん酷い!私を乗せたでしょ!」
ニヤリと笑いながら
「さぁねー」
というあーちゃんは色っぽい