花×花



その時うっすらと夏女くんの瞳がひらいた。

「あ、…夏女くん」

「ん‥‥。?」



なんだかボケっとしてるね…


「?ちょ、…夏女くん…?」

「ん…」


夏女くんは私の手を絡めとると自分の頬っぺたに寄せた。

とろんとした瞳が
いまの夏女くんの格好がとても心臓に悪い。




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