何度忘れようとしても
「実は明日の夜、消防用設備の検査が入るらしくて倉庫の棚の片付けをしておかないとマズいの。他の皆は井川ちゃんのお休み中に片付けたんだけど、キミのスペースは勝手に片付けるわけにいかなかったから、そのままなのよ。明日中には、なんとか整理できるかなぁ?」

「分かりました。早めにやっておきます」

「わるいね。昼間、どうしても手が離せなくて連絡が今になっちゃって・・・申し訳ないね」

明日は、朝早くからイベントで出かけなくちゃいけないので、やるなら今日しかなかった。
やだなぁ・・・でも仕方ない。
確かに倉庫の私のスペースは物を置き過ぎていて、遅かれ早かれ何か言われるだろうとは思っていた。

電話を切ると、私は何か食べるのは諦めて急いで会社へ戻った。
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