何度忘れようとしても
そんな関係が3年ほど続いたある日、私は彼に結婚をせまった。
もう孝昭しか考えられなかったのだ。

一生分の勇気を出した私に孝昭は

「今は結婚自体が考えられない。
それに恋愛すらできない気がする」

と言った。

ショックだった。

この3年間、孝昭の中で、私の存在は一体何だったんだろう・・・

彼とはそれっきり、連絡を取るのを辞めてしまった。

< 31 / 222 >

この作品をシェア

pagetop