レモン色の恋【ショートストーリー】
プレゼント


クリスマス会も後半に入り、コーチ達のテンションは上がっていた。


私たちも、隣に座る初めて顔を合わす人と少しずつ会話ができるようになっていた。



目の前のキャンドルの炎が消えそうだったので、

隣に座っていた女の子と一緒に消えそうな炎を見ながら騒いでいた。



「つばさ君、呼ぼうか!」



その女の子とは今日初めて話したけど、なかなか気が合いそうな気がした。


だけど、その一言で…

その子とは、これから友達になることはできないと感じた。



たくさんいるコーチの中から、つばさ君の名前を出したその子は、きっと…恋のライバルだから。


< 21 / 50 >

この作品をシェア

pagetop