線香花火【完結】

5;こよりが落ちる前に


「さ、花火しよう」日向は袋の中から線香花火を取り出す。

「あぁ」今すぐ君に好きだと伝えたい。
日向が彼女だったらいいのに……そう思う。
それでもやっぱり怖くて伝えられない。

君に伝えればこの関係が壊れてしまいそうで。そう思うと伝えられなくて。

「日向はさ、好きなやつとか居るのか?」思いきって尋ねてみる。

「何ー?急に」ふふっと笑って手を動かしてる手を止めて俺を見てくる。

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