Tolie.





「 なにしてんの 」





”夢なわけないじゃん”
出会った頃を思い出すような
軽いノリの一輝。
新聞をテーブルの上に雑に置くと
私の目の前まできて、
そっと頬に触れた。






「 ほら、ね? 」


「 だって・・・ 」


「 昼から泣かないー 」






”もう二時だよ”
って時計を指差す一輝の
指先を追って時計の針を
何度か確認して、










「 ぇえええぇぇえ!? 」







悲鳴をあげた。









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