Tolie.
「 や、・・・嫌!嫌ぁぁああぁ!! 」
弱々しく目を閉じた彼は
揺すっても、叫んでも
目を開けて私を見ることはなくて、
「 寂しいよ・・・寂しくて私、
死んじゃいそうだよ・・!
私の話聞いてくれるんじゃ
なかったの?
いっぱい、まだ言えてないことが
あるのに・・・聞いてくれないの? 」
悪戯っ子みたいに、笑って起きてよ。
”嘘だ”って泣く私を茶化して笑って・・・
「 龍一ぃ・・!!!! 」
機械に繋がれた龍一の腕に
抱きついたまま、その場に崩れこんだ。