Tolie.













「 好き、龍一・・・ 」


「 俺も、愛してる 」





優しいキスも、強い力も、
震えた指先も。







私を守ってくれるこの人が
誰よりも、何よりも大切で・・───────









「 戻るか? 」


「 ・・・うん 」





繋いだ手が離れないように、
二人が、永遠に幸せで居られますように。







雲の隙間から覗く太陽に向かって
そんなことを心の中で願った。









< 440 / 445 >

この作品をシェア

pagetop