Tolie.




「 ・・・一輝! 」




沈黙を破るように名前を呼ぶと
一輝は一度きょとんとして、
”ん?”と首を傾げた。




さっきと同じように、
ゆっくり体を起こして、
ベッドから降りると
一輝は私の肩を掴んで
ぐるんっと反転させた。




「 ・・・一輝? 」




振り返ろうとすると
龍一さんと同じように
そっと私の背中を指でなぞって




「 痛くねーの? 」




同じことを聞いてきた。





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