Tolie.




「 龍一さん? 」




朝食の並んだテーブルを前に
彼は私の腰に手をまわして
子供のように抱きついてきた。




座ってる彼は私のお腹に
顔をすり寄せて”んー”と
甘えたな声をだした。





「 龍一 」


「 へ? 」


「 いつんなったら呼び捨てできんの 」




私を引き寄せて、ムスッと
した顔で睨まれた。
子供のようなことをする割に
彼の口調は相変わらず悪い。
それも機嫌によって口調が
ころころ変わるから大変で・・




「 龍一? 」




私が彼の要望に応えて
名前を呼ぶと






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