ふたりの総長〜恋を知る〜
「凜夏ちゃん、見送り出来ないから、ちゃんといぶきに家まで送ってもらって。」


「送ってもらうなんて!あたし1人で帰れるから大丈……」


「何言ってるの。凜夏ちゃんは女の子なんだから。何かあってからじゃ遅いでしょ!」



いや、何もないかと……
ってか、何かある前に自分でどうにか出来ると思うんだけど……
あたし世間一般の女の子じゃないし。
それに…



「バイクで来てるんで飛ばして帰れば大丈夫です。」



バイクの運転にはそこそこ自信あるし。



「それもそうね~。でも気を付けてね。じゃあ、あたし達は買い物行ってくるから。明日楽しみにしてるわ。」


笑顔で手を振るさくらさんに、



「はい。あたしも楽しみです。」



笑顔で手を振り返した。



< 141 / 171 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop