ふたりの総長〜恋を知る〜
「その夢、正夢になるといいわね!!」



「おばさんもそう思うだろ?」



「えぇ。」



はぁーーー。
俺は大きくため息をついた。



同じテンションで話してる2人についていけねぇ。勝手に言ってろ。




「・・・さくら?どうかしたのか?」



開いたままだったドアから姿を現したのは親父だった。



「あっ、要。なんかいぶきの夢に未来の恋人が出てきたんだって!!それで弘と正夢になったらいいねって話してたの。」




笑顔で親父に話しかけるお袋。




「そうだな。」



そんなお袋に答えるように親父も口元をゆるませ、お袋の頭を撫でた。





< 32 / 171 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop