ふたりの総長〜恋を知る〜
「凜夏…」



「ヤバいな。飛翼龍神は仲間意識の強いことでも全国トップだ。いくら下の者でも仲間がシメられたら黙っちゃいないだろう。」



あたしは額に手を当てため息をついた。





いくらあたし達が人数を集めたとしても、飛翼龍神は一人一人が強いから勝てる見込みはない。





いったいどうしたら……




「来たぞー!!飛翼龍神が攻めて来たー!!」




下から叫ぶ声が聞こえた。





「想像以上に早かったな。」




「あぁ。行くぞ。」




あたしはフードを深く被り、悠基と一緒に部屋を後にした。





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