幸せの向こうに


そしてカラオケにつき、私達は手をはなした。


そして、カラオケボックスに入ると直也がラ
ブソングを入れ、サビまで歌うと曲を停止させた





「どうしたの?」

「里菜・・・。キスしない?」



えっ?

突然の事で、凄く驚いた。


「でも、私キスなんてした事ないし・・・。」

「そっか・・・。俺なんかとファーストキスなんて嫌だよな」


寂しそうに笑う直也。


あわてて訂正した。

「違うの!ただ・・・。下手かもしれないよ?キス。」



「俺も初めてだもん。俺もよく分からないけど、里菜としたい。」

その言葉が嬉しかった。


「うん・・・。」

「目、閉じて?」



目を閉じる。

直也にほっぺを触られ、凄くドキドキする。

そして・・・。



ぷにっ。

想像よりも直也の唇は柔らかくて
凄く気持ち良かった。
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