大人的恋愛事情
2年後だったら?
3年……4年と9カ月後だったら?
その時私はいったい何歳に?
圭の最後の言葉を思い出す。
『繭、ごめん。別れたい』
あまりに短い言葉だった。
私を振り出しに突き戻す言葉にしては、あまりに短く簡単な言葉。
涙も出なかったのを覚えてる。
呆気なくて、悔しくて、惨めで、逆に笑えたくらいだった。
ああそうなのか……と。
どれだけの月日を重ねても、どれだけの時間を共有しても、所詮は他人なのだと思い知った瞬間だった。