大人的恋愛事情
 
「繭?」



静かに囁かれる声に胸がキュッとなるのも気にしないことにする。



返事を返さない私の肩に唇を寄せて、そこを少し強く吸う甘い痛みが伴う行為は、言葉の代わりに伝えてくる、藤井祥悟の想いにも感じられた。



「俺がいる」と、言われた気がして……。





< 239 / 630 >

この作品をシェア

pagetop