大人的恋愛事情
 
勝手にそうしている圭。



別に頼んだわけでもなく、約束をしていたわけでもない。



それなのにこうして熱を出したりされると、やっぱり多少の罪悪感が芽生え、何となく後ろめたい気分になったりして。



そのうえ、そんな私から何かを聞き出そうともせずに、自分のしたことをただ謝り続ける。



悪いのは俺だと。



繭はなにも悪くないのだと。



だから俺に責める権利などないと。



すべてを受け入れるから、許して欲しいと。



買い物に出る為、家を出ながら藤井祥悟は今頃なにをしているのか考えていた。
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