大人的恋愛事情
「息上がってきてるぞ」
意地の悪い声でそう言われて、さらに加速する快感に我ながら呆れても、そればかりはどうすることもできない。
片手を放されその手が胸に触れるので、慌ててその手を掴んでみても簡単に無視される。
服を捲られ、下着に手を掛ける圭が微かに笑う。
「脱げよ」
「圭、ホントにやめて……」
「藤井さんには抱かれるのに?」
「そうよ、圭には関係っ……」
最後まで言わせてもらえないのは、スッカリ無防備だったその口を塞がれたから。
一年ぶりの圭とのキスは、前と変わらず私の思考をかき乱してくれる。