大人的恋愛事情
 
「圭っ……」



「嫌がってるわりに、堪んねえくらい気持ちいいぞ?」



意地悪な声を出されて、そんな言葉で煽られる。



「もっと落とせよ」



冷たい声で言われて背中を押さえられると、不自然な体勢なのに言いようのない快感が身体を貫く。



肩がシーツに押し付けられるという、どこまでも非情な体勢なのに……。



私のすべてを知ってる圭。



洩れる声を聞き逃さず、さらに煽ってくる男に、完全に逃げられない。



どうして?



私はいったいどうしたいの?



そんな思考も、簡単に飛ばされるほどの動きは私を知り尽くしていて。
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