大人的恋愛事情
性的な魅力を全面に出してこないところがいいだとか。
男に媚びる感じじゃないだとか。
ベッドで乱れる姿があまり想像出来ず、いったいどんなSEXをするのだとか。
くだらない事ではあるけれど、まったく同じ事を俺も思っていた。
営業の村岡と付き合っているらしい彼女は、俺の中ではどうする事も出来ない憧れに似た存在。
人当たりのいい営業部の村岡とは、何度か会話したことがあるけれど、そのたびにどこか悔しいような羨ましいような気分にさせられる。
気負わず、かといって横柄でもない村岡の会話は、一見軽いように見えて実はそうでもない。
瞬時に相手の言い分を理解し、的確な表現でそれに対する自分の見解を伝えてくる。
それを嫌みなくされ、こちらを立てる事も忘れないような会話。