大人的恋愛事情
 
軽く返しながらも、本当は今すぐにでも帰りたいと思っていた。



誕生日以来、ほぼ毎日、仕事終わりは藤井祥悟の家で過ごすようになっている私。



家に帰ることもほとんどない生活は、毎日が藤井祥悟に埋め尽くされていて。



どれだけ一緒にいても、まったく足りてなかったりする。



優しく私を満たしてくれる男との時間は、本当に心地よく穏やかで……。



「繭さん飲みすぎてません?」



「そう?」



「そうですよ」



「まあいいじゃない」



少々飲んでも家に帰れば、藤井祥悟がいると思うと、安心して酔いもできたりする。
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