大人的恋愛事情
どれだけ一緒にいても、こうして会うたびに感じる幸せはいったい何なのだろう?
「酔ってんのか?」
「ちょっとね」
少し呆れたような声に笑って返しながらも、どこまでも幸せな気分に浸る私はその腕をギュッと掴む。
歩き出す藤井祥悟にピッタリと寄り添いながら、部長の愚痴に愚痴を零しながら帰り着いた家。
冷蔵庫から冷たいお茶を出してグラスにそれを注ぎながら、スーツの上着を脱ぐ藤井祥悟に聞く。
「何か食べる?」
「いや、いい」
「食べたの?」
「まあな」