恋ってよんでもいいですか?
「あ、もう大丈夫?」


そばに行き尋ねると


「うん、ゴメンネ」


とわこちゃんは力なく呟いた。


そして


「あの、さくらさんは?」


と俯いて遠慮がちに問うわこちゃんにさくらは友達のところへ行っていることを伝えるとわこちゃんは小さく息を吐いた。


わこちゃんがまた口を開きかけた瞬間


俺にさくらのことを言いたいんだ、ってわかった俺はわこちゃんの言葉を遮るように言った。


「わこちゃん、俺、後で話あるんだ…」
< 129 / 257 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop