スピン☆オフ

イケメンってだけじゃなく、いつも笑ってて。


優しいオーラで包んでくれる感じ。


「ほっ…本当に14歳なの??」


尚吾が慌てて間を割ってきた。

「れっきとした中学生ですけど?!」


「あぁ…。」


一気に凹んだかと思うと、急に携帯でなにやらピコピコ始めた。


「何やってるんだよ?」


イケメン君が覗き込む。


「じゃ~ん!!!紗羽が18歳の時、オレは21歳。問題なし。」


携帯画面には、必死に100歳まで計算した画面が出てる。


「…だから?」


呆れるあたし。


「3歳くらい、どうって事ないでしょ?」


ニッコリ笑うその顔が、無邪気に見えてしまった。


その日、1日尚吾達に付きまとわれて…。


でも、イケメン君改め秀は本当にいい人だと思った。


だって一生懸命、尚吾をからかってくれてて。


あたしも、それを見て爆笑して。


笑いっぱなしの1日になった。






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