その妖、危険につき
あやかしも人間の食べ物を食べるのにはびっくりした。別に食べる必要もないらしいのだが、人間と交わって暮らしていくためのポーズだという。

私が自分のご飯だけ用意していたら、俺の分はどうした、とえらそうに言われた。


「ひなたー、肉食いたい。肉」

「えー、食べなくてもいいんでしょー。私の前で人間のふりしなくたっていいんだし、食費かかるしー」


廉はソファを指定席にしたらしく、家にいるときはだいたい陣取っている。

廉はソファから私のことをじっと見て、首をかしげた。
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