好きで、好きで、好きで、私が私じゃ、無くなる。〔完〕
怒ってるよね

そりゃ、そうだよね…


いきなり会いたいなんて電話して


嫌われたかな

私みたいな女……


「愛崎!」

「えっ」

「着ろ」

座っていた私の頭上から、

ぽすんと、グレーのトレーナーとズボンが降ってきた。


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